免疫力にも個人差があります。自分の免疫力は一体どの部分が強くて、どの部分が欠けているのかを最新の免疫学的技術を駆使して、免疫の状態を的確に調べることで将来の予防になると考えられます。

　免疫力には５つの要素があり、まず第一に実際にガンを倒す免疫細胞の元気度を計る、抗ガン免疫細胞活性。この細胞がしっかりと働いていれば１日約3000個も変異するがん細胞の芽を摘み取ることができます。

　第二に、免疫バランスを計ることで、正常に指令を出せるかどうか調べることができます。
免疫バランスが悪いといくら強い免疫治療をしても空振りしてしまいますので、免疫バランスを整えることをお勧めいたします。

　第三に、善玉の免疫物質が不足していないかを診ることができます。この善玉の免疫物質が不足すると、免疫の栄養失調状態と考えられます。善玉免疫ホルモンを増やして、病気やストレスに強い身体を作りましょう。

　第四に、悪玉の免疫物質を診ることができます。悪玉の免疫物質が多いと免疫細胞の働きを抑制してしまうので免疫細胞が働くことができません。例えば、がんの患者さんの場合、がんの進行とともに増加していきます。悪玉免疫ホルモンを減らすことは、体調をよくすることにも通じるのです。

　第五にガンの血管新生因子、この５つの免疫分析に、身体の中の活性酸素状態を診る検査を２つ加えた、計11種類の免疫ドッグを受けることで、現在の自分の免疫力をしっかりと確認することができます。

　 日ごろからかぜにかかりやすい方や、将来がんなどの病気が心配な方に対しても有用な検査です。
　この検査で異常が指摘された場合、日ごろの生活習慣を改善したり、適切なサプリメントなどを使用したりすることで、重大な病気を未然に防ぐことが期待できます。