アレルギーとはそもそも、体にとってさほど悪くないもの(アレルゲン物質)を、免疫が毒と認識して過剰に反応し、自分の細胞や体を攻撃してしまう病気。花粉症や喘息、食物アレルギーなどが代表的なアレルギー疾患です。
免疫が未熟な子どもの場合、免疫システムが発達すればアレルギーが治ることがあります。
しかし、成人になってから花粉症などを発症した場合、完治が難しいのが実情です。薬などで症状を緩和する対症療法やアレルゲンの除去などで対応するしかありません。
ただし、生活習慣の改善によって症状を出にくくすることは可能です。
体調によって症状が強かったり、弱かったりすることがわかっています。
アレルギー症状を寄せ付けないためには、
腸内に便がたまってしまうと免疫力にも影響が出てしまいます。
白血球の働きが弱くなって、免疫力が低下してしまうのです。
便秘の原因の多くは食生活と運動不足です。食事は繊維質の多い、レンコン、ごぼうなどの根菜類や、ワカメ、昆布などの海藻類、きのこ類も食べましょう。そして、毎日決まった時間にトイレに行く習慣を繰り返すと排便習慣がつけやすくなります。朝起きたら、先ずは冷たい水かミルクなどを飲んでトイレに行くようにしましょう。
便秘が改善されると肝臓でも毒素の分解がスムーズになって、体全体の免疫力がアップしますよ。
ちょっとしたことで疲れやすくなった、しっかり休んでもだるさがとれない…という方は、ひょっとしたら肝臓が弱っているのかもしれません。
肝臓は糖やタンパク、脂質などの栄養を代謝したり、アルコールや化学物質などを解毒して排出するという大切な役割を担っています。
しかし、肝臓の働きが鈍くなると、アンモニアなどの老廃物や有害物質を体内にため込んでしまい、疲労しやすくなってしまうのです。
肝臓の疲れをとるには、まずは食生活を見直しましょう。
糖質の摂り過ぎ、お酒の飲み過ぎを控えます。
その上で、肝臓を元気にしてくれる栄養素、良質なたんぱく質、ビタミンB群、亜鉛など微量ミネラル、β-カロチンなど抗酸化成分を摂っていきましょう。
おすすめな食品は、シジミやアサリ、牡蛎などの貝類、レバー、ウコン、ブロッコリースプラウトなどになります。
ただし、こうした肝臓に良いとされる食品は鉄を多く含んでいることは少なくありません。
肝炎や脂肪肝の方の場合、鉄は肝臓の細胞を酸化させて症状を悪化してしまうことがあるので気を付けましょう。
私たちの体には自律神経という、心臓や胃などの臓器を司る神経があります。
自律神経は体が活発に動くときに優位に働く「交感神経」と、リラックスしたときに優位に働く「副交感神経」からなっており、この交感神経と副交感神経がバランスをとることで体は正常に働いているのです。
もちろん、免疫も自律神経によって、コントロールされています。
しかし、私たちの体は過度なストレスにさらされると、交感神経ばかりが活発になって副交感神経が機能しなくなってしまいます。すると、免疫細胞もバランスを崩し、免疫状態が悪化してしまうのです。
過度なストレスをためないためには、休息をとる、趣味に没頭する、悩みを人に話す、体を動かすなど、意識して気分転換を図ってきましょう。
中には忙しくて休息や趣味の時間がとれない方もいるかもしれません。
そんな方は寝る前にお気に入りのアロマを炊く、癒し効果のあるカモミールなどのハーブティーを飲む、疲れたら深呼吸をする……など、短時間でもできるリラックス方法を日々の中に取り入れてみてください。