私たちのからだを作っている細胞は、おもにたんぱく質からできています。免疫力を正常に働かせるためには、このたんぱく質は欠かせません。
　アミノ酸バランスのよい最も良質なたんぱく源は、日本人が昔から食べてきた魚です。とくにイワシやサバ、アジ、マグロ、サンマなどの青背魚には、DHAやEPAという質の高い不飽和脂肪酸が含まれていますから、血液サラサラ効果も期待できます。ただ気をつけなくてはいけないことがあります。それは、DHAやEPAは脂肪なので、加熱によって栄養素が損なわれてしまうだけでなく、酸化もしやすくなってしまうのです。そこで、栄養素を無駄なく上手に摂るには、新鮮なものを生で食べるのが一番！でも、お刺身ばかりでは飽きてしまいますから、酢の物やマリネなどでアレンジしてみましょう。
　魚だけではなく、お肉も良質なたんぱく源なのですが、脂肪分が多いため、摂り過ぎると生活習慣病の原因になってしまいます。調理の時にはフッ素樹脂加工のフライパンを使うなどして脂を落とす工夫をしたり、野菜と一緒に食べるようにすれば、量を抑えることができます。
　また、加工食品やインスタント食品はとても便利なのですが、免疫力を低下させてしまう食品添加物が心配です。できるだけ使わないよう、心がけましょう。